“帰嚮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききやう50.0%
きこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いにしへより英明の主、威徳宇宙にあまねく、万国の帰嚮ききやうするに至る者は、其胸襟きやうきん闊達くわつたつ、物として相容あひいれざることなく、事として取らざることなく、其仁慈化育の心、天下と異なることなきなり。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
全く宗教をことにしている北と南とをきくるめて、人心の帰嚮きこうあやつって行かなくてはならないし、外交の上でも、いかに勢力を失墜しているとは云え
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)