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希代
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きだい
ふりがな文庫
“
希代
(
きだい
)” の例文
畸形児なんてものは、多くは白痴か低能児だが、あいつに限って、低能児どころか、実に恐しい
智慧者
(
ちえしゃ
)
なんだ。
希代
(
きだい
)
の悪党なんだ。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
まず、
権律師禅栄
(
ごんりつしぜんえい
)
というのが、やはり当寺の僧徒で
希代
(
きだい
)
の達人、これが宝蔵院のあとをつぎ申して、相変らず槍をやっておられたようにござる。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
言語道斷
(
ごんごだうだん
)
希代
(
きだい
)
なり
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
しかも「二十面相」という
希代
(
きだい
)
の怪賊なのです。ワクワクする気持は、ネズミのばあいの、十倍も二十倍も大きいものでした。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「黄金どくろの秘密」をめぐって、
希代
(
きだい
)
の怪人と、少年名探偵の、勝負がはじまろうとしているのです。
怪奇四十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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これに
希代
(
きだい
)
の女賊がからみ、名探偵明智小五郎とかれんな二少年の冒険談がつけくわわっているのですから、新聞記事としては、じつに申しぶんのない大事件でした。
大金塊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
すると、あの
希代
(
きだい
)
の変装魔二十面相は、やっぱり生きていたのでしょうか。ああ、なんということでしょう。あの怪物が、この東京のまんなかを大手をふって歩いていたなんて。
妖怪博士
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ああ、日本一の名探偵と
希代
(
きだい
)
の怪盗とのたたかいは、いよいよ、その絶頂にたっしようとしています。明智勝つか、二十面相勝つか。その決戦の日こそ待ちどおしいではありませんか。
妖怪博士
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
手をやいていた
希代
(
きだい
)
の凶賊が、なんと思いがけなくつかまったことでしょう。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
今は
獄中
(
ごくちゅう
)
につながれているはずの、
希代
(
きだい
)
の宝石泥棒です。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“希代”の意味
《名詞》
希代(きだい、きたい、 「稀代」の「同音の漢字による書きかえ」)
世にも希なこと。
不思議なこと。
(出典:Wiktionary)
希
常用漢字
小4
部首:⼱
7画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“希”で始まる語句
希
希臘
希望
希有
希伯来
希臘人
希臘語
希伯來人
希知
希臘風