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帆車
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ほぐるま
ふりがな文庫
“
帆車
(
ほぐるま
)” の例文
そしていきなり、脇差を抜き、片手にふるって、
蜘蛛手
(
くもで
)
に張り廻した
帆綱
(
ほづな
)
帆車
(
ほぐるま
)
、風をはらみきった十四反帆! ばらばらズタズタ斬り払った。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夜が明けて、鉄格子から流れこむ光に見廻すと、太い
綱
(
ロップ
)
、
帆車
(
ほぐるま
)
、海図などの
船具
(
ふなぐ
)
や鉄砲などが天井裏につまってある。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
キリキリッ、キリキリッと
帆車
(
ほぐるま
)
のきしむおとが高鳴ると同時に、軽舸の底にもがいていた
伊那丸
(
いなまる
)
のからだは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
キリキリ、キリキリ、
帆車
(
ほぐるま
)
はせわしく鳴りだした。船中の手下どもは、
飛魚
(
とびうお
)
のごとく
敏捷
(
びんしょう
)
に活躍しだす。
舳
(
みよし
)
に腰かけている龍巻は、その
悪魔的
(
あくまてき
)
な
跳躍
(
ちょうやく
)
をみて、ニタリと、笑みをもらしていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
帆
常用漢字
中学
部首:⼱
6画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“帆”で始まる語句
帆
帆船
帆布
帆柱
帆村荘六
帆前船
帆綱
帆桁
帆檣
帆木綿