トップ
>
市子
>
いちこ
ふりがな文庫
“
市子
(
いちこ
)” の例文
「
巫女
(
みこ
)
でも
市子
(
いちこ
)
でも、三十そこ/\の餅肌、惡くねえ女だ。その行水を、始めから終りまで、ヂツと眺めて居るのは、樂ぢやありませんね」
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ワカとは他府県の
市子
(
いちこ
)
口寄せのことで、種々の予言をするものである。また、
天狗
(
てんぐ
)
については名高い
古峰
(
こぶ
)
ヶ
原
(
はら
)
があるも、ここには略しておく。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
従来あった
梓巫
(
あずさみこ
)
、
市子
(
いちこ
)
、
祈祷
(
きとう
)
、
狐下
(
きつねさ
)
げなぞの
玉占
(
たまうら
)
、口よせ等は一切禁止せらるるか。寺住職の家族はその寺院に居住のまま商業を営んでも苦しくないか。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
女は五十以上であるらしく、片手に小さい風呂敷包みと
梓
(
あずさ
)
の弓を持ち、片手に
市女笠
(
いちめがさ
)
を持っているのを見て、それが
市子
(
いちこ
)
であることを半七らはすぐに覚った。
半七捕物帳:58 菊人形の昔
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
また、舟夫は梅干しの
核
(
さね
)
を水中に投ずることと、船中に柿の核を焼くことを嫌う迷信がある。また、
市子
(
いちこ
)
口寄せもあるが、これを「教え」と呼んでいる。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
▼ もっと見る
福島県にても
市子
(
いちこ
)
口寄せを信ずるものが多いとのことなるが、その種類に、ワカと名づくるものと、アガタと名づくるものと、シンメイと名づくるものと三とおりあって
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
市
常用漢字
小2
部首:⼱
5画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“市”で始まる語句
市
市井
市街
市中
市場
市女笠
市人
市俄古
市松
市日