“巴毗弇”の読み方と例文
読み方割合
はびあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
破提宇子はでうすと云う天主教を弁難した書物のある事は、知っている人も少くあるまい。これは、元和げんな六年、加賀の禅僧巴毗弇はびあんなるものの著した書物である。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
云うこと勿れ、巴毗弇はびあん、天魔の愚弄する所となり、みだり胡乱うろんの言をなすと。天主と云う名におどされて、正法しょうぼうあきらかなるをさとらざるなんじ提宇子でうすこそ、愚痴のただ中よ。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なお巴毗弇はびあんに関して、詳細を知りたい人は、新村博士しんむらはかせの巴毗弇に関する論文を一読するがい。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)