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巳之吉
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みのきち
ふりがな文庫
“
巳之吉
(
みのきち
)” の例文
蛇の文身をしている
巳之吉
(
みのきち
)
と、
猪
(
いのしし
)
の文身をしている
亥太郎
(
いたろう
)
と三人だけですが、その三人が、何か命がけの争いをしているらしゅうございます
銭形平次捕物控:007 お珊文身調べ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
多摩川
(
たまがわ
)
縁
(
べり
)
になった
調布
(
ちょうふ
)
の在に、
巳之吉
(
みのきち
)
という若い
木樵
(
きこり
)
がいた。その巳之吉は、毎日
木樵頭
(
さきやま
)
の
茂作
(
もさく
)
に
伴
(
つ
)
れられて、多摩川の
渡船
(
わたし
)
を渡り、二里ばかり離れた森へ仕事に通っていた。
雪女
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
いつぞやの野村
巳之吉
(
みのきち
)
と云う人の写真に、陣場夫人のこの手紙も添えて、こう云う話があるのですが如何ですか、陣場さんは兎に角見合いをさせることを急いでおられるようですが
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
けれどもそう親しくはなかったもようで、頭梁の
巳之吉
(
みのきち
)
は火事のとき腰骨を折り、女房を
伴
(
つ
)
れて水戸のほうへ引込んでしまった。が、その後は便りがないからわからないということだった。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
又六の弟子で、小屋の取締りを兼ねている、中年者の
巳之吉
(
みのきち
)
はヒョコヒョコと卑屈らしく小腰を屈めました。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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野村
巳之吉
(
みのきち
)
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
又六の弟子で、小屋の取締りを兼ねて居る、中年者の
巳之吉
(
みのきち
)
はヒヨコヒヨコと
卑屈
(
ひくつ
)
らしく小腰を屈めました。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お前は
巳之吉
(
みのきち
)
と夫婦みたいに暮して居るやうだが、そりやお前惡い
了簡
(
れうけん
)
だぜ。
銭形平次捕物控:007 お珊文身調べ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
巳之吉
(
みのきち
)
初め一人残らず調べ上げた上、お倉の母親から、
雲龍斎又六
(
うんりゅうさいまたろく
)
の動き、
一刀斎勘兵衛
(
いっとうさいかんべえ
)
の家まで、念には念を入れて捜し抜きましたが、その晩、お倉の家へ勘兵衛らしい男が訪ねて来ると
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
巳之吉
(
みのきち
)
初め一人殘らず調べ上げた上、お倉の母親から、雲龍齋又六の動き、一刀齋勘兵衞の家まで、念には念を入れて
搜
(
さが
)
し拔きましたが、その晩、お倉の家へ勘兵衞らしい男が訪ねて來ると
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これだけは
確
(
たし
)
かで御座います、十二支組の殘黨で、生き殘つて居るのが、鼠の文身をして居るお珊と、蛇の文身をして居る
巳之吉
(
みのきち
)
と、
猪
(
ゐのしゝ
)
の文身をして居る
亥太郎
(
ゐたらう
)
と三人だけですが、その三人が
銭形平次捕物控:007 お珊文身調べ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
巳
漢検準1級
部首:⼰
3画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“巳之”で始まる語句
巳之
巳之助
巳之松
巳之屋
巳之市
巳之助丸