左膳さぜん)” の例文
〔評〕慶應けいおう三年九月、山内容堂ようだう公は寺村左膳さぜん、後藤しやう次郎を以て使となし、書を幕府にていす。曰ふ、中古以くわん政刑せいけい武門に出づ。
さむらいの子は、ちゃんなどというもんじゃアねえ。父上ちちうえといえ……という左膳さぜんめいを奉じて、つけなくてもいいところへ、盛んに父上をつけるので。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)