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巌組
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いわぐみ
ふりがな文庫
“
巌組
(
いわぐみ
)” の例文
巌組
(
いわぐみ
)
へ、池から水の落口の、きれいな小砂利の上に、巌の根に留まって、きらきら水が光って、もし、小雨のようにさします朝晴の日の影に、あたりの小砂利は
五色
(
ごしき
)
に見えます。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巌組
(
いわぐみ
)
にこしらえた、小さな滝が落ちるのを、池の鯉が揃って、競って昇るんですわね。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
橋は心覚えのある
石橋
(
いしばし
)
の
巌組
(
いわぐみ
)
である。気が着けば、あの、かくれ
滝
(
だき
)
の音は遠くだう/\と鳴つて、風の如くに響くが、
掠
(
かす
)
れるほどの糸の
音
(
ね
)
も乱れず、唇を
合
(
あわ
)
すばかりの唄も
遮
(
さえぎ
)
られず、嵐の下の虫の声。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
橋は心覚えのある石橋の
巌組
(
いわぐみ
)
である。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“巌”で始まる語句
巌
巌丈
巌窟
巌角
巌乗
巌石
巌畳
巌頭
巌谷小波
巌穴