“山角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんかく33.3%
やまかど33.3%
やまはな33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまちレールは山角さんかくをめぐりぬ。両窓のほか青葉の山あるのみ。後ろに聞こゆるきぬを裂くごとき一声は、今しもかの列車が西に走れるならん。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
それに答えているうちに、車はカーブを切って石礫いしころだらけの山角やまかどを曲って、到頭姿は見えなくなってしまいました。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
此辺はわらびを下草にしたならの小山を北に負うて暖かな南向き、斗満の清流直ぐそばを流れ、創業者の住居に選びそうな場所である。山角やまはなをめぐって少し往くと、山際やまぎわに草葺のあばらがある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)