居館きょかん)” の例文
父祖代々の住居である躑躅つつじさき居館きょかんのほかに、「御新府」と称する新城を、甲州韮崎にらさきほとりに築いて、もうそこへ引き移っているという事実であった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう一ヵ所の、東のふもと居館きょかんをもっている同族の当主で、つまりその人が李家荘りかそうのおあるじ……。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて、この丘の灰のうえに、大経綸だいけいりんを抱いたあるじ居館きょかんを構えようとは。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)