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居住
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いずまい
ふりがな文庫
“
居住
(
いずまい
)” の例文
「だいぶ御邪魔をしました」と立ち
懸
(
か
)
ける前に
居住
(
いずまい
)
をちょっと
繕
(
つく
)
ろい直す。
洋袴
(
ズボン
)
の
襞
(
ひだ
)
の崩れるのを気にして、常は出来るだけ楽に坐る男である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
側で聴いているガラッ八の八五郎の方は、
居住
(
いずまい
)
を直したり、額を叩いたり、長んがい
顎
(
あご
)
を撫で廻したり、話を聴く前からもう、一方ならぬ興奮です。
銭形平次捕物控:152 棟梁の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
女中が出ていってから、中野さんは慌しく
居住
(
いずまい
)
を直し、襟をつくろい、頭のこわい毛を一寸撫でつけた。
叔父
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
梓はここに至って
居住
(
いずまい
)
を直した。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
居住
(
いずまい
)
は心を正す。
端然
(
たんねん
)
と恋に
焦
(
こが
)
れたもう
雛
(
ひいな
)
は、虫が喰うて鼻が欠けても上品である。謎の女はしとやかに坐る。六畳敷の人生観もまたしとやかでなくてはならぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
口の
居住
(
いずまい
)
の
崩
(
くず
)
るる時、この人の意志はすでに相手の
餌食
(
えじき
)
とならねばならぬ。
下唇
(
したくちびる
)
のわざとらしく色めいて、しかも
判然
(
はっき
)
と口を切らぬ瞬間に、切り付けられたものは、必ず受け損う。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“居住”の解説
居住(きょじゅう、英語: Residence)とは、一定の住まいを定め、そこに住んで自分たちの生活を営むこと。
(出典:Wikipedia)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
“居住”で始まる語句
居住居
居住区
居住地
居住宅
居住者
居住坐臥