“居住区”の読み方と例文
読み方割合
きょじゅうく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてやっとじぶんたちの居住区きょじゅうくまでたどりついた降下路を街へでてみると、どうしたわけであろうか、人ッ子ひとり見えない。まるで、死んだ町のようであった。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
此処ここはずっと雨で、二三日前は、居住区きょじゅうくの方の壕の入口が壊れたという。砂岩質の、もろい土質であった。湿気のためか、壕内はいやな臭いがした。兵隊の顔色は皆蒼白あおじろかった。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)