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尾骶骨
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びていこつ
ふりがな文庫
“
尾骶骨
(
びていこつ
)” の例文
いちばんひどく打った個所は
尾骶骨
(
びていこつ
)
の辺で、肩や右腕の怪我は、さしたる事もないらしかった。副院長は、ぼくを眼鏡の下に見て云った。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
房々した尾の垂れていたものが、今は
僅
(
わず
)
かに名残りの
尾骶骨
(
びていこつ
)
を止めているばかりである。
現代の婦人に告ぐ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
その外、
背骨
(
せぼね
)
の曲り方、
肩胛骨
(
けんこうこつ
)
の開き工合、腕の長さ、太腿の太さ、或は
尾骶骨
(
びていこつ
)
の長短など、それらの凡ての点を綜合して見ますと、どんな似寄った背恰好の人でも、どこか違った所があります。
人間椅子
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
首筋から
尾骶骨
(
びていこつ
)
までたしか十五六ほどの灸穴を決定する。
自由画稿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
人いきれ、馬いきれ、世間のどんな所よりもきたなかった。どの顔も目ばかりぎょろつかせ、各自の
尾骶骨
(
びていこつ
)
が、ふたたび人間の原始を発達させてきたようにみえる。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
骶
部首:⾻
15画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“尾”で始まる語句
尾
尾行
尾鰭
尾籠
尾羽
尾張
尾上
尾花
尾張町
尾州