小玉こだま)” の例文
夜にってから青山の墓へかわりのその新しいのを手向たむけたんです——(釈玉香信女。)——施主は小玉こだま氏です、——忘れもしません。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小玉こだま君や横光よこみつ君、それに田畑たばた君などは、春木少年ひとりにだしぬかれたことをくやしがって、こんど何かあったら、きっと自分たちも、仲間に入れてくれとせがんだ。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのほか玉類たまるいには棗玉なつめだま丸玉まるだま平玉ひらだま小玉こだまなど、いろ/\の種類しゆるいがありますが、これらのちひさいたまおほ紺色こんいろ、あるひは緑色みどりいろのがらすでつくつてあるのが普通ふつうであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
その中には春木少年の顔がまじっていた。その外に、小玉こだま君、横光よこみつ君、田畑たばた君の三少年がいた。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「昨夜、丸の内会館で、薬物学会の幹部連中が、やられちまいました。松瀬博士以下土浦、園田、木下、小玉こだま博士、それに若い学士達が四五人、みな今暁こんぎょう息をひきとったそうです」
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)