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小扶持
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こぶち
ふりがな文庫
“
小扶持
(
こぶち
)” の例文
曲
(
まが
)
りなりにも、小屋敷一つ持ち、奉公人も抱えて、これで藤吉郎は
小扶持
(
こぶち
)
にせよ、一戸の
主
(
あるじ
)
とはなった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここらの横には
小扶持
(
こぶち
)
を取って、生涯変哲もなく暮している
公卿侍
(
くげざむらい
)
の住居が多かった。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平常、
細々
(
こまごま
)
と女房子の口を
糊
(
のり
)
するに足りるほどな
小扶持
(
こぶち
)
をうけている部下の足軽までが、皆、はッはッと
喘
(
あえ
)
ぐ
肚
(
はら
)
の底で、無言にそういっている血の声が、藤吉郎の肚にまで響いてくる。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
扶
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父