“小手指”の読み方と例文
読み方割合
こてさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
序戦、半日の矢戦では、新田軍はほとんど所持の矢束やたばつかいつくし、ぜひなく小手指こてさしはらの北方へ、一時その陣を遠く退いた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(同書。同郡小手指こてさし村北野)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
このあいだに、宗良むねなが親王の大旆たいはいは、碓氷うすいから武蔵の小手指こてさしはらに着き、新田義興よしおき(義貞の二男)と脇屋義治(義助の子)を両翼とし、ほとんど武蔵野を風靡ふうびしていた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)