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密書
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みっしょ
ふりがな文庫
“
密書
(
みっしょ
)” の例文
堺見物
(
さかいけんぶつ
)
もおわったが、伊那丸のことがあるので、帰国をのばしていた
穴山梅雪
(
あなやまばいせつ
)
の
館
(
やかた
)
へ、ある
夕
(
ゆう
)
べ、ひとりの男が
密書
(
みっしょ
)
を持っておとずれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そのことかね。それはあの臼井が、いつだったか、
密書
(
みっしょ
)
を拾ったんだ。その密書に簡単ながら、そういう意味のことが書いてあった。その密書は臼井が持っている。わしではない」
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
というのは、竹ノ子
笠
(
がさ
)
の
燕作
(
えんさく
)
が、
正則
(
まさのり
)
に
密書
(
みっしょ
)
をわたしたようすを、休息所の
窓
(
まど
)
から、とっくりにらんでいたのである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さらに、
櫓番
(
やぐらばん
)
へ声をかけて、部下の一人で、もと道中かせぎの町人であった、
燕作
(
えんさく
)
という者をよびあげ、かねて用意しておいたらしい一通の
密書
(
みっしょ
)
をさずけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“密”で始まる語句
密
密々
密夫
密着
密告
密偵
密通
密林
密雲
密接