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密事
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みそかごと
ふりがな文庫
“
密事
(
みそかごと
)” の例文
真実猫が嫌いであったのか、仮令猫にもせよ
密事
(
みそかごと
)
を外の目に見られるのを恐れてわざと猫を追いました事やらよくは判りませぬが、左様申し上げたのでございました。
殺された天一坊
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
打ち返し見てほゝ笑み、開き見んとするさまなりしが、忽ち又首打ち
掉
(
ふ
)
りて、
手快
(
てばや
)
く
抽箱
(
ひきだし
)
の中に投じたり。そのさま
密事
(
みそかごと
)
して父母などに見られしに驚く小兒に似たりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
下郎は口の
悪
(
さが
)
なきもの。放っておくと、ひとに知られたくないじぶんの
密事
(
みそかごと
)
まで喋るようなことになろうとかんがえ、それで、思い切ってこんなことをやらかしたんだろうと……
顎十郎捕物帳:21 かごやの客
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
最初は女がそのほうになびいていっしょに
雁鍋
(
がんなべ
)
もつつき、向島の屋台船で大いに涼しい
密事
(
みそかごと
)
もなんべんとなく繰り返していたのに、年のいったのもまた格別な味といわんばかりで、もう五十を過ぎた
右門捕物帖:05 笛の秘密
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“密”で始まる語句
密
密々
密夫
密着
密告
密偵
密通
密林
密接
密雲