“手快”の読み方と例文
読み方割合
てばや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打ち返し見てほゝ笑み、開き見んとするさまなりしが、忽ち又首打ちりて、手快てばや抽箱ひきだしの中に投じたり。そのさま密事みそかごとして父母などに見られしに驚く小兒に似たりき。
われは猶首をもたげて、翁が手快てばやくララを彼帆船に抱き上げ、わが摘みし花束をも移し載せて、自らこれに乘りうつり、小舟をともに結び付けて、帆を揚げて去るを見たり。