“手快(てばや)” の例文
打ち返し見てほゝ笑み、開き見んとするさまなりしが、忽ち又首打ち掉(ふ)りて、手快(てばや)く抽箱(ひきだし)の中に投じたり。そのさま密事(みそかごと)して父母などに見られしに驚く小兒に似たりき。
われは猶首を擡(もた)げて、翁が手快(てばや)くララを彼帆船に抱き上げ、わが摘みし花束をも移し載せて、自らこれに乘りうつり、小舟を艫(とも)に結び付けて、帆を揚げて去るを見たり。