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容貌
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かおつき
ふりがな文庫
“
容貌
(
かおつき
)” の例文
自分ながら嫌気のするような
容貌
(
かおつき
)
をもう一度映しなおして見た、岸に咲きみだれた
藤袴
(
ふじばかま
)
の花が、私の影にそうて優しい姿を水に投げている。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
而して
熟々
(
つくづく
)
と穏かな
容貌
(
かおつき
)
が慕わしうなり、又自分も到底この先生のようではないけれど、やはり
帰趨
(
きすう
)
なき、漂浪児であるという寂しい
感
(
かんじ
)
になった。
面影:ハーン先生の一周忌に
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それに筋骨の
逞
(
たくま
)
しさ、腕力の
勝
(
すぐ
)
れていること、まあ野獣と
格闘
(
たたかい
)
をするにも
堪
(
た
)
えると言いたい位で、
容貌
(
かおつき
)
は醜いと言いましても、強い
健
(
すこやか
)
な農夫とは見えるのでした。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
一通り話を聞いて
了
(
しま
)
うと、ホートンは
鳥渡
(
ちょっと
)
頷いたが
暫
(
しばら
)
くじっと考え込んだ。彼の
容貌
(
かおつき
)
は憂鬱になって其眼の光は失われた。彼は探偵ではあったけれど同時に一個の詩人であった。
喇嘛の行衛
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“容貌”の解説
容貌(ようぼう)は、人の顔立ちのことである。ルックス(looks)と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
貌
常用漢字
中学
部首:⾘
14画
“容貌”で始まる語句
容貌魁偉
容貌佳
容貌好
容貌望
容貌美
容貌俊知
容貌瀟洒
容貌肢体
容貌風采