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安神
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あんしん
ふりがな文庫
“
安神
(
あんしん
)” の例文
けれども結局矢張り同じ
他手
(
ひとで
)
をかりるにしても自分の近くでないとどうしても
安神
(
あんしん
)
が出来さうにもありませんので連れてかへることにしました。
らいてう氏に
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
東京市中や市外の要所々々にも
歩哨
(
ほしょう
)
が立ち、暴徒しゅう
来
(
らい
)
等の流言にびくびくしていた人たちもすっかり
安神
(
あんしん
)
しましたし、混雑につけ入って色んな勝手なことをしがちな
大震火災記
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
うたがいも何もいだいていない友だちのやあ公である。
正九郎
(
しょうくろう
)
も
安神
(
あんしん
)
してはいっていった。
空気ポンプ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それで清子氏としてはそれは決して全く不自然ではないかもしれない。そして氏自身がそれで
安神
(
あんしん
)
してゐられるなら少しも差支へのないことだと思ふ。
岩野清子氏の『双棲と寡居』について
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
しかしこのくらい元気なら
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
だと次郎君は
安神
(
あんしん
)
しました。
決闘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
私は、とうてい、たゞでは打ちかてないと思ひましたので、とうとう周囲を欺いて
安神
(
あんしん
)
させて 油だんを見て再び上京しました。去年の十一月なのです。
書簡 木村荘太宛:(一九一三年六月二四日)
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
世間の人は、ちつともそんな事は考へないでたゞ賞められゝば直ぐに好意をもつたり親しくなるものと簡単にきめてゐるのですね、ですから何卒その事は御
安神
(
あんしん
)
下さい。
私信:――野上彌生様へ
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
私は私の醜い処や最も私の下劣な欠点までも認めてくれる人でなければ
安神
(
あんしん
)
しておつき合ひをすることは出来ません、そしてそれでなければ本当の理解ではありません
中村孤月様へ
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
私は子供ながらも無礼なS先生の問ひ方や態度に激しい憤りを覚えながらもS先生に断つたと云ふ
安神
(
あんしん
)
でその時間が来る迄は図画のことなどはけろりと忘れてゐました。
嘘言と云ふことに就いての追想
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
もうその反抗が立派な一つの自分の力を証明した事実として
安神
(
あんしん
)
してゐる人の方が多い。
感想の断片
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
五月一日からとりかゝるさうですが まだ私はかうして編輯室よりを書いたりしてゐますから御
安神
(
あんしん
)
下さい。岩野さんも荒木さんもぶじです。林さんもたぶん何事もないだらうと思ひます。
編輯室より:(一九一三年六月号)
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
氏は今の処何にも書く気になれないしとても雑誌の経営などは出来ないからあなたにやつて貰へば私も一番
安神
(
あんしん
)
だけれどたゞだんだん経営は困難になつて行くし先きに行つてあなたの困るのが見えてゐるからそれを
『青鞜』を引き継ぐに就いて
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“安”で始まる語句
安
安堵
安心
安房
安全
安芸
安穏
安土
安否
安宅