“正九郎”の読み方と例文
読み方割合
しょうくろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正九郎しょうくろうはつくづく思うのだった。——自転車のパンクなおしをはじめからしまいまでやってみたいなあと。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
にもかかわらず正九郎しょうくろうはしばしば空気入れの方をぬすみみないではおれなかった。気になってしかたがない。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
空気ポンプはそのよく日もまたそのよく日も正九郎しょうくろうをおびやかした。村中の人がそのことを知っているような気がして、正九郎は人の顔を正視せいしすることができなかった。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)