“しょうくろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
正九郎50.0%
勝九郎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正九郎しょうくろうはつくづく思うのだった。——自転車のパンクなおしをはじめからしまいまでやってみたいなあと。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
にもかかわらず正九郎しょうくろうはしばしば空気入れの方をぬすみみないではおれなかった。気になってしかたがない。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
空気ポンプはそのよく日もまたそのよく日も正九郎しょうくろうをおびやかした。村中の人がそのことを知っているような気がして、正九郎は人の顔を正視せいしすることができなかった。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
伊丹いたみの池田信輝も、一子勝九郎しょうくろうともなって、この日、途中から秀吉の軍に投じた。信輝も、今朝出陣の間際に、剃髪ていはつして、名も勝入しょうにゅうとあらためていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)