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安吉
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やすきち
ふりがな文庫
“
安吉
(
やすきち
)” の例文
表からやみくもに跳込んできた
安吉
(
やすきち
)
、お天気安という
綽名
(
あだな
)
のある若い者だ、——ちょうどいま上りっ
端
(
ぱな
)
で、愛用の
鳶口
(
とびくち
)
を磨いていたは組の火消し頭
佐兵衛
(
さへえ
)
初午試合討ち
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
その中の一ツは出入りの
安吉
(
やすきち
)
という植木屋が毎年々々
手入
(
ていれ
)
の松の
枯葉
(
かれは
)
、杉の
折枝
(
おれえだ
)
、桜の落葉、あらゆる庭の
塵埃
(
ちりあくた
)
を投げ込み、私が生れぬ前から五六年もかかって
漸
(
ようや
)
くに埋め得たと
云
(
い
)
う事で。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“安”で始まる語句
安
安堵
安心
安房
安全
安芸
安穏
安土
安否
安宅