“宇田川町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うだがわちょう66.7%
うだがわちよう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とんでもない、川崎の大師様へ日帰りのつもりで、宇田川町うだがわちょうを通るとこの騒ぎでしょう」
宇田川町うだがわちょうの鳥屋の前で、そこには前後に電車に触れて五六人の者が死に、他にも多くの負傷者があって、電気局でも宇田川橋のすそに無縁塔を建立こんりゅうするのだと云っていた処であった。
雪の夜の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
風邪かぜきが多いといふので、おせきは仕立ておろしの綿入わたいれの両そでをかき合せながら、北に向つて足早に辿たどつてくると、宇田川町うだがわちようの大通りに五六人の男のけまはつて遊んでゐた。