“孳々(しし)” の例文
後(のち)、太子高熾(こうし)の羣小(ぐんしょう)の為(ため)に苦(くるし)めらるるや、告げて曰く、殿下は但(ただ)当(まさ)に誠を竭(つく)して孝敬(こうけい)に、孳々(しし)として民を恤(めぐ)みたもうべきのみ、万事は天に在り、小人は意を措(お)くに足らずと。識見亦高しというべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
得テ年来ノ宿望漸ク将ニ成ラントスルヲ欣(よろこ)ビ奮ツテ自ラ其説文ヲ起コシ其図面ヲ描キ拮据(きっきょ)以テ日ニ其業ニ従ヘリ而シテ其書タル精ヲ極メ微(び)ヲ闡(ひら)キ以テ本邦今日日新学術ノ精華ヲ万国ニ発揚スルニ足ルベキモノト為サント欲スルニ在ルヲ以テ之ヲ済(な)ス必ズヤ此ニ幾十載ノ星霜ヲ費ス可ク其間日夜孳々(しし)事ニ之レ従ヒ其精神ヲ抖擻(とそう)シ其体力ヲ