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孤軍
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こぐん
ふりがな文庫
“
孤軍
(
こぐん
)” の例文
知らないうちに
重囲
(
じゅうい
)
のうちに自分を
見出
(
みいだ
)
した
孤軍
(
こぐん
)
のような心境が、遠くから彼女を襲って来た。彼女は
周囲
(
あたり
)
を見廻した。しかしそこには夫を除いて
依
(
たよ
)
りになるものは一人もいなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
当夜若君の
孤軍
(
こぐん
)
は、いちどは
重囲
(
じゅうい
)
におちいられたが、折もよし、
人穴城
(
ひとあなじょう
)
の殿堂から、にわかに猛火を発したので、さすがの
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
も、
間道
(
かんどう
)
から逃げおちて、のこるものは
阿鼻叫喚
(
あびきょうかん
)
の落城となった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“孤軍”の意味
《名詞》
味方からの援軍がなく孤立した軍の部隊。
(出典:Wiktionary)
孤
常用漢字
中学
部首:⼦
9画
軍
常用漢字
小4
部首:⾞
9画
“孤”で始まる語句
孤児
孤
孤独
孤島
孤家
孤兒
孤屋
孤子
孤塁
孤寂