トップ
>
嬌声
>
けうせい
ふりがな文庫
“
嬌声
(
けうせい
)” の例文
旧字:
嬌聲
しかしその瞬間に彼の
鼓膜
(
こまく
)
は「私はX子と云ふのよ。今度御独りでいらしつた時、呼んで頂戴」と云ふ
宛転
(
ゑんてん
)
たる
嬌声
(
けうせい
)
を捕へる事が出来た。
東京小品
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
浪花節
(
なにはぶし
)
、からかひと
嬌声
(
けうせい
)
、酒のこぼれ流れてゐる長い木の食卓、奥の料理場から、何々上り! と知らせる声なぞの雑然とした——安酒場の給料日であるが——夜更けて、四辺は静かになり
日本三文オペラ
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
甲板
(
かんぱん
)
や廊下を下駄で走りまはるものや、飲み屋の女の
嬌声
(
けうせい
)
も聞えた。幾度となく、富岡達の部屋のドアを開けて、なかを
覗
(
のぞ
)
きこむものもある。富岡もゆき子も、この無作法には驚いてしまつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
“嬌声”の意味
《名詞》
女性の艶かしい声。
(出典:Wiktionary)
嬌
漢検1級
部首:⼥
15画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“嬌”で始まる語句
嬌態
嬌
嬌羞
嬌瞋
嬌笑
嬌名
嬌艶
嬌然
嬌嗔
嬌娜