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女護
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にょご
ふりがな文庫
“
女護
(
にょご
)” の例文
事実、千代田の大奥に、ただいまどのくらいの女中がいるか知らないが、それらはみな、
女護
(
にょご
)
の
島
(
しま
)
の別世界をなして、幸いを望んでいる。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「おとぼけなすっちゃいけません。
闇
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
のない
女護
(
にょご
)
ヶ
島
(
しま
)
、ここから
根岸
(
ねぎし
)
を
抜
(
ぬ
)
けさえすりゃァ、
眼
(
め
)
をつぶっても
往
(
い
)
けやさァね」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「そんなわけにも参りませんが、どうでしょう、この男を泊めて下すっちゃ、——年は若いが、これなら
女護
(
にょご
)
ヶ
島
(
しま
)
へ転がしておいても大丈夫で」
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
何と
途轍
(
とてつ
)
もない
女護
(
にょご
)
が島の光景
がびっこ
(
リンピイ
)
リンプを包んでることか——GOD・KNOWS。
踊る地平線:08 しっぷ・あほうい!
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
殊に、小次郎には、
女護
(
にょご
)
ノ国へでも来た思いがした。——彼には、人々のような
冗戯
(
じょうだん
)
も口に出ず、ただ目をみはって、近づく岸の家々と、幾艘もの、遊女たちの船に、見とれていた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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「俺にも解らねえ、二日でも、
女護
(
にょご
)
の島みたいな寮に引止められていたんだから、
手前
(
てめえ
)
も少しは智恵が付いたろう。何とかこの先を考えてみな」
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
まさか、
女護
(
にょご
)
ヶ
谷
(
だに
)
でもあるまいに。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
護
常用漢字
小5
部首:⾔
20画
“女護”で始まる語句
女護島
女護ヶ島