女怪じょかい)” の例文
すでに五百余歳を経ている女怪じょかいだったが、はだのしなやかさは少しも処女と異なるところがなく、婀娜あだたるその姿態は鉄石てっせきの心をもとろかすといわれていた。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
けもの神のような裸体の男、女怪じょかいのような裸体の女、まさしく二体ではあったけれど、一体のようにくっついている。木で造った像である。それは繁殖の神である。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
女怪じょかい
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)