太義たいぎ)” の例文
まだ仕合しあわせに足腰も達者だから、五十と声がかかっちゃあ身体からだ太義たいぎだが、こうして挊いで山林方やまかたを働いている、これもみんなすこしでも延ばしておいて、源三めにって喜ばせようと思うからさ。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
客「たいさう。早いのう。然し是からは大川の乗切のつきり太義たいぎだのう。」
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)