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天上界
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てんじょうかい
ふりがな文庫
“
天上界
(
てんじょうかい
)” の例文
けれど、その
星
(
ほし
)
は、めくら
星
(
ぼし
)
でありました。ほかのお
星
(
ほし
)
さまのように、
遠
(
とお
)
く、
高
(
たか
)
く、
地
(
ち
)
から
離
(
はな
)
れて、
天上界
(
てんじょうかい
)
に
住
(
す
)
むことができないのであります。
めくら星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それは見ることは誰にでも出来ます。美しいと申して、
竜宮
(
りゅうぐう
)
や
天上界
(
てんじょうかい
)
へ参らねば見られないのではござらんで、」
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蒼白
(
あおじろ
)
く
面高
(
おもだか
)
に
削
(
けず
)
り
成
(
な
)
せる彼の顔と、
無辺際
(
むへんざい
)
に浮き出す薄き雲の
翛然
(
ゆうぜん
)
と消えて入る大いなる
天上界
(
てんじょうかい
)
の間には、一塵の眼を
遮
(
さえ
)
ぎるものもない。反吐は地面の上へ吐くものである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
悟浄がかつて
天上界
(
てんじょうかい
)
で
霊霄殿
(
りょうしょうでん
)
の
捲簾
(
けんれん
)
大将を勤めておったとは、この河底で誰言わぬ者もない。それゆえすこぶる懐疑的な悟浄自身も、ついにはそれを信じておるふりをせねばならなんだ。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“天上界(天(仏教))”の解説
仏教における天(てん、sa: देव [デーヴァ])とは、衆生が生死流転する六道のうちの最上部にある世界のことであり、天界、天上界(てんじょうかい)、天道とも呼ばれる。天界は、この地上から遙か上方にあると考えられている。
天界の住民の総称を天人、天部(てんぶ)、天衆といい、神やその眷族が住んでいる。諸天部、天部神ともいう。インドの古来の神が仏教に取り入れられて護法善神となったものである。
(出典:Wikipedia)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
界
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“天上”で始まる語句
天上
天上天下
天上聟入
天上的肉体
天上聟入譚
天上天下唯我獨尊