“大颱風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ハリケーン50.0%
だいたいふう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし今夜にでも南海特有の大颱風ハリケーンが襲来したならば、浸水のためこんな小さな敗残の艦などはたちまち覆没してしまわなければならなかったであろう。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
さもなくば南半球特有の大颱風ハリケーンによってさすがの海の狼も海底の藻屑と消え果てたものか、もしくば英豪艦隊に負わされし深傷ふかでのためにわずかに覆没ふくぼつを免かれつつも
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「人の一生からいえば、二十年の乱は長しと思えましょうが、悠久なる歴史の上からみれば、実はほんの一瞬です。大颱風だいたいふうを知らせる冷風が、そよめきだしてきた程度にすぎますまい」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)