“颱風期”の読み方と例文
読み方割合
たいふうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
颱風期たいふうきである。どこか遠国で大荒れをしているのだろう。近畿いったいは強風だった。都の朝も雲脚くもあしの迅い明滅をしきりにして、加茂川のそよぎがそのまま大内裏の木々をも轟々ごうごうとゆすっていた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)