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大盤石
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だいばんじゃく
ふりがな文庫
“
大盤石
(
だいばんじゃく
)” の例文
道に反く者、心の弱き者、定見なき者又単なる好奇心で動く者は、
禍
(
わざわい
)
なる
哉
(
かな
)
である。真理を求むる者のみが、
大盤石
(
だいばんじゃく
)
の上に立って居る。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
植田丹後守様とて
受領
(
ずりょう
)
まである歴々の御社家、あの御主人はなかなか
豪
(
えら
)
いお方で、奥様も親切なお方、あのお邸へお願い申しておけば
大盤石
(
だいばんじゃく
)
。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
いや、あの容貌の醜い若者でさえ、今となっては相手の
背
(
せな
)
からさっき
擡
(
もた
)
げた
大盤石
(
だいばんじゃく
)
を取りのける事が出来るかどうか、疑わしいのは勿論であった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
母の肩は
紫
(
むらさき
)
に
腫
(
は
)
れて荷を負うことができない、チビ公は
睡眠
(
すいみん
)
の不足と過度の労働のために頭が
大盤石
(
だいばんじゃく
)
のごとく重くなり
動悸
(
どうき
)
が高まり息苦しくなってきた。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
大盤石
(
だいばんじゃく
)
に挟まれたるが如く、ひたすらに気息を張つて
唖唖
(
ああ
)
切歯
(
せっし
)
するのみ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「僕は君が羨ましい。金万は
大盤石
(
だいばんじゃく
)
だ」
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
先生はこういって、「うん」と一つうなった、たよたよとした細い腕はがきっと組んだまま
大盤石
(
だいばんじゃく
)
!
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
盤
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“大盤”で始まる語句
大盤振舞
大盤
大盤臺