“大樽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおだる80.0%
おほだる10.0%
バリイル10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水は木戸から五丁も下の、僅かなき水を運びあげて使う。大樽おおだるに五つは常備してあるが、火事が大きくなればまにあわない。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ところがその西瓜が仙蔵も次郎作もまだ見たこともない程のものでした。それは酒をこしらへるときの、大樽おほだるほどもありました。二人は大へん喫驚びつくりしました。
漁師の冒険 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
正面にずらりと瓦斯ガスタンクのような大樽バリイルが並んでる。その金具の輪が暗い電灯に光って、工場地帯行きの朝電車みたいな混み方だ。