“大御宝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおみたから66.7%
おほみたから33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これまで普通に国学者の解釈では、農民は国家の宝である、天皇の「大御宝おおみたから」であるという説明に満足しておりましたが、これはどうも間違っているようであります。
百姓を大御宝おおみたからとおっしゃって、御自分もくわをとって儀式をなさる例もあると聞いていたのだから、駒井の殿様に限って、それを勿体ながるはずはないが、それでもなんだか
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
されば日本の百姓たるものは、自らが天皇の大御宝おほみたからたることをかしこみ、もつぱらこの道をつとめ、国に三年の蓄へあり、人に三年のかてあり、而して後に四方経営をさかんにすべきなり。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)