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大店
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おおみせ
ふりがな文庫
“
大店
(
おおみせ
)” の例文
その中、未亡人も没し、政吉氏も
亡
(
な
)
くなって、とても
大店
(
おおみせ
)
がやって行けなくなり、手元は
不如意
(
ふにょい
)
がちでついに店を人手に渡すことになりました。
幕末維新懐古談:44 東雲師の家の跡のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
下女が没趣味だとすると、私の身分ではもう
売女
(
ばいじょ
)
に触れて研究する外はないが、これも
大店
(
おおみせ
)
は金が掛り過るから、小店で満足しなければならん。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
大店
(
おおみせ
)
のBBの肩ばかり持ちやがって、成っちゃいねえ。たかだか植民地の町長ですからな。無鳥島の
蝙蝠
(
へんぷく
)
でがすな。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
通
(
つう
)
な遊びは
小格子
(
こごうし
)
ってえますからね、
大店
(
おおみせ
)
は田舎者の遊ぶところだから、ばかな金をふんだくられるだけでさ、そこへいくと小格子はちょくで情があって——
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
どこへあれだけの人数が寝るのだろうと思うほどの店員が住んで働らき出す——実際古くさい
大店
(
おおみせ
)
の、よどんだ中に、キビキビとそんなのが仕出すと、小気味がよいが
旧聞日本橋:21 議事堂炎上
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
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癪
(
しゃく
)
、癪でして、ええ、そもそもBB旅館なるものが、そりゃあ本斗一の
大店
(
おおみせ
)
でしょう。でしょうがね、何かあればこれ見よがしだ。見識
面
(
づら
)
をしくさる。役人共とは結托する。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
一つが百二十円、一対で二百四十円という
算盤
(
そろばん
)
になった。もっとも、私の手間一年で百円にはなりませんでした。これが江戸でも屈指の
大店
(
おおみせ
)
を張っている大仏師東雲の店初めての金高でありました。
幕末維新懐古談:26 店初まっての大作をしたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“大店”で始まる語句
大店向
大店然
大店舗