大信心だいしんじん)” の例文
その書遺かきのこしたものなどを見れば真実正銘しょうみょうの漢儒で、こと堀河ほりかわ伊藤東涯いとうとうがい先生が大信心だいしんじんで、誠意誠心、屋漏おくろうじずということばか心掛こころがけたものと思われるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
れでト通り漢学者の前座ぐらいになって居たが、一体の学流は亀井かめいふうで、私の先生は亀井が大信心だいしんじんで、余り詩を作ることなどは教えずにむしろ冷笑して居た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)