トップ
>
夢遊病者
>
むゆうびょうしゃ
ふりがな文庫
“
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)” の例文
そして最後に、自分が
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)
であって、妻を殺してしまったというところまで考えると、それで
一段落
(
いちだんらく
)
になるのです。
蠅
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
休憩所をふらふらと出て、
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)
のように町から村を過ぎ、私の住居だった家なんか
見顧
(
みかえ
)
りもしないで、畑の畔つたいに彼女の部屋の方へ近寄っていったのです。
流転
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)
として
昨夕
(
ゆうべ
)
彷徨
(
さまよ
)
った記憶が、例の
姿見
(
すがたみ
)
の前へ出た時、突然津田の頭に
閃
(
ひら
)
めいた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
顔は帽子のかげになって、よく見えませんが、なんだかドス黒い顔で、それが少しもわき見をしないで、
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)
のように正面をむいたまま、ガックリガックリ歩いているのです。
青銅の魔人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ふらふらと居間を立ち出でた萩乃が
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)
のようにこの廊下にさしかかると、壁にもつれる人影——何心なくたちどまった耳に、今までの二人の話が、すっかり聞こえてしまったので。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
その結果夜中になって、その男を
桜
(
さくら
)
ン
坊
(
ぼう
)
の寝床から脱け出させる。
現
(
うつつ
)
とも
幻
(
まぼろし
)
ともなく彼は服を着て、家の外にとび出すのだ。
一寸
(
ちょっと
)
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)
のようになる
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「まさか、きみは、ねむったまま、歩きまわる
夢遊病者
(
むゆうびょうしゃ
)
じゃあるまいな。」
鉄塔の怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
夢
常用漢字
小5
部首:⼣
13画
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“夢遊病”で始まる語句
夢遊病
夢遊病患者