“むゆうびょうしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夢遊病者87.5%
無遊病者12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢遊病者むゆうびょうしゃとして昨夕ゆうべ彷徨さまよった記憶が、例の姿見すがたみの前へ出た時、突然津田の頭にひらめいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
顔は帽子のかげになって、よく見えませんが、なんだかドス黒い顔で、それが少しもわき見をしないで、夢遊病者むゆうびょうしゃのように正面をむいたまま、ガックリガックリ歩いているのです。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
無遊病者むゆうびょうしゃのように、廃墟はいきょの不二見台に立っていた僕だった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)