夜盜よたう)” の例文
新字:夜盗
みん拔放ぬきはなしければ鍔元つばもとより切先きつさきまで生々なま/\しき血汐ちしほの付ゐるにぞコレヤおのれは大膽不敵なる奴かな是が何より證據なり何處どこで人を殺し夜盜よたう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のせ亥刻過頃よつどきすぎごろ鈴ヶ森迄歸り來り候處不※ふと彦兵衞の事を思出おもひだし去年此所で御所刑に成りし彦兵衞は正直者しやうぢきものゆゑ勿々なか/\人殺ひとごろし夜盜よたう等は致すまじ此盜人は外にあらんと申事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せんと妻を奉公にいだし夫より不※ふと出來心にて質屋しちや夜盜よたうに入りし事あらはれ既に御仕置おしおきにも極まる由夫故御慈悲願おじひねがひをせんと存ずる處に又吉原より女郎初瀬留吉之助殿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)