“夜時雨”の読み方と例文
読み方割合
よしぐれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たしかに、かれは、清盛が生まれた年の——二十年前の——暗い祇園ぎおん夜時雨よしぐれの中で起こったある一事件を、その眼で見ていたはずの人間である。
寒ざむと、木の葉まじりの夜時雨よしぐれが、しとどな音を、道のぬかるみにも、小川や森の上にも、立てていた。