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夜明
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よあかし
ふりがな文庫
“
夜明
(
よあかし
)” の例文
御城の北一里にある
剣
(
つるぎ
)
が
峯
(
みね
)
の
天頂
(
てっぺん
)
まで登って、其所の
辻堂
(
つじどう
)
で
夜明
(
よあかし
)
をして、日の出を拝んで帰ってくる習慣であったそうだ。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
淺草の觀音堂の階段に
夜明
(
よあかし
)
をした事もある。木賃宿の
行燈
(
あんどう
)
に夜半驚いて虱をさぐり、銘酒屋の曉を人に襲はれ、裏露地を
潜
(
くゞ
)
つて逃れ去つた事もある。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
親爺
(
おやぢ
)
の云ふ所によると、
彼
(
かれ
)
と同時代の少年は、胆力修養の
為
(
た
)
め、
夜半
(
やはん
)
に
結束
(
けつそく
)
して、たつた
一人
(
ひとり
)
、御
城
(
しろ
)
の
北
(
きた
)
一里にある
剣
(
つるぎ
)
が
峰
(
みね
)
の
天頂
(
てつぺん
)
迄
登
(
のぼ
)
つて、
其所
(
そこ
)
の辻堂で
夜明
(
よあかし
)
をして
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“夜明”で始まる語句
夜明前
夜明方
夜明烏
夜明珠