トップ
>
多襄丸
>
たじょうまる
ふりがな文庫
“
多襄丸
(
たじょうまる
)” の例文
「
真木島
(
まきのしま
)
の十郎と、
高市
(
たけち
)
の
多襄丸
(
たじょうまる
)
と、——ああ、そうだ。
関山
(
せきやま
)
の
平六
(
へいろく
)
へは、お前さんに、言づけを頼もうかね。」
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
真木島
(
まきのしま
)
の十郎、
関山
(
せきやま
)
の
平六
(
へいろく
)
、
高市
(
たけち
)
の
多襄丸
(
たじょうまる
)
と、まだこれから、三軒まわらなくっちゃ——おや、そう言えば、油を売っているうちに、もうかれこれ
未
(
ひつじ
)
になる。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
が、わたしも
多襄丸
(
たじょうまる
)
ですから、どうにかこうにか太刀も抜かずに、とうとう
小刀
(
さすが
)
を打ち落しました。いくら気の勝った女でも、得物がなければ仕方がありません。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
わたしが
搦
(
から
)
め取った男でございますか? これは確かに
多襄丸
(
たじょうまる
)
と云う、名高い
盗人
(
ぬすびと
)
でございます。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この
多襄丸
(
たじょうまる
)
と云うやつは、
洛中
(
らくちゅう
)
に徘徊する盗人の中でも、女好きのやつでございます。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
「されば、
行
(
ゆ
)
こう。ぬかるまいぞ、
多襄丸
(
たじょうまる
)
。」
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
襄
漢検1級
部首:⾐
17画
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“多”で始まる語句
多
多寡
多勢
多少
多分
多忙
多人数
多數
多時
多日