“関山”の読み方と例文
旧字:關山
読み方割合
せきやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの死骸の男には、確かに昨日きのうって居ります。昨日の、——さあ、午頃ひるごろでございましょう。場所は関山せきやまから山科やましなへ、参ろうと云う途中でございます。
藪の中 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
源教げんけういふやう、そはいとやすき事也、されどこゝにはそるべき物ももたざれば、あすの夜わがすむ関山せきやまの庵へきたり候へ、望をはたし申さんといひければ
真木島まきのしまの十郎と、高市たけち多襄丸たじょうまると、——ああ、そうだ。関山せきやま平六へいろくへは、お前さんに、言づけを頼もうかね。」
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)