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たじょうまる
ふりがな文庫
“たじょうまる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
多襄丸
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多襄丸
(逆引き)
「
真木島
(
まきのしま
)
の十郎と、
高市
(
たけち
)
の
多襄丸
(
たじょうまる
)
と、——ああ、そうだ。
関山
(
せきやま
)
の
平六
(
へいろく
)
へは、お前さんに、言づけを頼もうかね。」
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
真木島
(
まきのしま
)
の十郎、
関山
(
せきやま
)
の
平六
(
へいろく
)
、
高市
(
たけち
)
の
多襄丸
(
たじょうまる
)
と、まだこれから、三軒まわらなくっちゃ——おや、そう言えば、油を売っているうちに、もうかれこれ
未
(
ひつじ
)
になる。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
が、わたしも
多襄丸
(
たじょうまる
)
ですから、どうにかこうにか太刀も抜かずに、とうとう
小刀
(
さすが
)
を打ち落しました。いくら気の勝った女でも、得物がなければ仕方がありません。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
わたしが
搦
(
から
)
め取った男でございますか? これは確かに
多襄丸
(
たじょうまる
)
と云う、名高い
盗人
(
ぬすびと
)
でございます。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この
多襄丸
(
たじょうまる
)
と云うやつは、
洛中
(
らくちゅう
)
に徘徊する盗人の中でも、女好きのやつでございます。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「されば、
行
(
ゆ
)
こう。ぬかるまいぞ、
多襄丸
(
たじょうまる
)
。」
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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