外衣うわぎ)” の例文
目を挙げて遥かに見しにそのヨブなるを見識みしりがたきほどなりければ、ひとしく声をあげて泣き、各々おのれの外衣うわぎを裂き、天に向いてちりきて己の頭の上に散らし
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
外衣うわぎ裏衣したぎも、雨や、風や、岩角に破られてしまって、二人ともホントのヤバン人のように裸体はだかになってしまいましたが、それでも朝と晩には、キット二人で、あの神様の足凳あしだいの崖に登って
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)