“城端”の読み方と例文
読み方割合
じょうはな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どういう仏縁か、私はたまたま越中城端じょうはなの別院で一夏を送り、一日「無量寿経」をひもといて、そこに記された四十八大願を読み返していた時、はたと第四願に目を留めた。
とんと人力車の置場のようでござりましたに、御存じの汽車が、このすそを通るようになりましてからは、富山の薬売、城端じょうはなのせり呉服も、ろくに越さなくなりまして、年一年、その寂れ方というものは
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
漆器では城端じょうはな白漆しろうるしを使うので有名ですが、仕事は盛ではありません。出町でまち戸出といで、福野、福光ふくみつ井波いなみなどの町々は、あるいは木綿、あるいは麻布、あるいはつむぎで、見るべき品を産します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)